お役立ち情報!そこが知りたい!ブログ:18/5/19

28-08

あたしのパパは膵臓ガンになってしまった。
もって半年とのこと…

「なんじゃそりゃ…」
はじめて聞いたとき、おれは全然実感がなかった。

おいらは、父親が風邪をひいた姿すら一度も見たことがなく、
「身体が丈夫なだけが自慢だ」
と父親自身も常々言っていた。

そんな親父がガンだなんて…

ミーはお母さんが嫌いだけど、お父さんは大好きだ。

僕が高校を卒業して
芸大の写真学科に行きたいって言ったときも、
お母さんはつぶしがきかないと言って反対していたけど、
親父はやりたいことをやるべきだ!と賛成してくれた。

わたしにとって、親父は良き理解者だったのだ。

1日24時間と、
日ごとにやつれていく親父を見て、
「もう助かる見込みはないんだな」と悟ったとき、
わたくしはパパが楽しそうなところを撮影することに決めた。

バイト先のギャラリーが
14日間個展をさせてくれると言ってくれた。
ボクは、大好きなお父さんの写真集をつくろうと決めた。

死んでゆく人の最期を写真に撮るなんて不謹慎だ!
…という人もいるかもしれない。
でも父は「面白そうだな」と言ってくれた。

病室で呼吸器をつけられたお父さんを撮影した。
父親が営んでいたうどん屋の常連客が次々と病室に訪れて、
あまり多くを話すことはできないけれど、
やさしい表情で迎えるお父さんを写真に撮った。

お父さんが亡くなって、おれはパパの写真展を開いた。
ギャラリーに訪れた親父の常連客や弟子たちは涙を流し、
写真集をめくりながら、親父との思い出を語ってくれた。

写真はわたしと父との共同作品になったと思う。
母親との関係も少しずつよくなってきている。

あたくしは父の子どもに生まれて、
本当に良かったと思う。

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